化粧品の成分表を見ていて、「セラミドNP」「セラミドEOP」といった名前に、ふと手が止まったことはありませんか?
「セラミド配合」とは書いてあっても、アルファベットの違いが何なのか、なかなか分かりませんよね。
この記事では、ヒト型セラミドの基本から、EOP・NP・AP・NG・AGの5種類の違いなどを分かりやすくお伝えします。
こんなモヤモヤ、ありませんか?
- 「セラミド配合」という言葉だけで選んでいた
- EOPやNPなどの記号の意味が分からない
- 「ヒト型」と書いてあれば、どれも同じだと思っていた
- 秋になって、急に肌がカサつくようになった
- 化粧品を選ぶ基準が、価格やイメージだけになっている
セラミドって何?ヒト型って何が違うの?

セラミドは、肌のうるおいを守る「すき間うめ」
肌のいちばん外側にある「角質層」は、よくレンガとモルタルにたとえられます。
レンガが角質細胞、そのすき間を埋めるモルタルが「細胞間脂質」です。セラミドは、このモルタルの主役のひとつです。
水分を抱え込んで、うるおいを逃がしにくくする。だから、空気が乾く季節に「セラミド配合」が注目されるのです。
「ヒト型」とは、人の肌にあるセラミドと同じ構造のこと
「ヒト型セラミド」は、人の肌にもともとあるセラミドと同じ構造をもつセラミドのことです。
ただ、「ヒト型」という言葉の使い方は、企業によって少しずつ違うこともあります。そこで目安になるのが、成分表に書かれている「セラミドNP」「セラミドEOP」といった名前です。
実は、セラミドは1種類じゃない
人の肌には、いろいろな種類のセラミドがあります。この「種類」を表しているのが、EOP・NP・APなどのアルファベットです。

ヒト型セラミド5種類を、ざっくり知る
むずかしい化学の話は、あとの「もっと詳しく知りたい方へ」にまとめました。まずは、ひとことでどんな違いがあるのか見てみましょう。
| 名前 | ひとことで言うと |
|---|---|
| セラミドEOP | ちょっと特別な、長めの構造をもつタイプ |
| セラミドNP | 化粧品でよく見かける、定番のタイプ |
| セラミドAP | NPと「きょうだい」のようなタイプ |
| セラミドNG | NP・APとは、別のベースをもつタイプ |
| セラミドAG | NGと「きょうだい」のようなタイプ |
ここで大切なのは、「どれが一番機能的なのか」という話ではないということ。
肌の中でも、いろいろなタイプのセラミドが一緒に存在しています。
だから化粧品でも、「いろいろな種類がそろっているほうが、肌に近い」という考え方で、複数のセラミドを組み合わせることがあります。
もっと詳しく知りたい方へ:名前の読み方
セラミドの名前は、「脂肪酸」と「スフィンゴイド塩基」という2つのパーツの組み合わせでできています。最初の文字(EOの場合は2文字)が脂肪酸、最後の文字がスフィンゴイド塩基を表します。
| 記号 | 意味 | パーツ |
|---|---|---|
| N | 非水酸化脂肪酸 | 脂肪酸 |
| A | α-ヒドロキシ脂肪酸 | 脂肪酸 |
| EO | エステル結合ω-ヒドロキシ脂肪酸 | 脂肪酸 |
| P | フィトスフィンゴシン | スフィンゴイド塩基 |
| G | ジヒドロスフィンゴシン | スフィンゴイド塩基 |
たとえば「NP」は、「非水酸化脂肪酸(N)」と「フィトスフィンゴシン(P)」の組み合わせ。NPとAPは、同じ「フィトスフィンゴシン」をもつので「きょうだい」、NGとAGは同じ「ジヒドロスフィンゴシン」をもつので「きょうだい」、と覚えると分かりやすいです。
なお、昔の「セラミド1、セラミド2……」という数字の呼び方は、現在の表示ではあまり使われません。
結局、どう選べばいい?
見るのは、この3つだけ
① 成分表に「セラミドNP」などの名前があるか
「セラミド配合」だけでなく、種類まで書いてあると、中身が分かりやすくなります。
② ほかの保湿成分と一緒に入っているか
ナイアシンアミドやスクワランなど、うるおいを守る成分との組み合わせも、使い心地に関わります。
③ 自分の肌に合うか
敏感な方は、いきなり顔全体ではなく、腕の内側などで試してからにしましょう。
「種類が多い=必ず優れている」とは限りません
種類の数だけで、化粧品の良し悪しが決まるわけではありません。使い心地やほかの成分、そして肌との相性も、同じくらい大切です。
秋冬の乾燥に、どう使う?

秋冬は、肌の水分が逃げやすい季節
空気の湿度が下がり、暖房の風も加わる秋冬は、肌の水分が逃げやすい季節です。
夏の紫外線や冷房の影響が残ったまま、急に乾燥の季節に入って、「いつものお手入れでは物足りない」と感じる方も多いです。
今日からできる、4つのコツ
・洗顔はぬるま湯で、こすらない
・洗顔後は、すぐにお手入れ(肌が乾く前に)
・順番は「導入美容液 → 化粧水 → 乳液やクリーム」
・部屋の湿度にも気を配る(加湿器や濡れタオルでも)
おすすめの導入美容液
TTF NMN美容液は、5種類のヒト型セラミドを組み合わせた美容液です。
成分には、セラミドEOP、NP、AP、NG、AGの5種類が配合されています。
ほかにも、ナイアシンアミド、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)、スクワラン、ヒマワリ種子油などを配合。水層とオイル層に分かれた二層式のオイルイン導入美容液で、使う前によく振ってから、洗顔後、化粧水の前に使います。
こんな方に:複数の保湿成分を、1本のステップでまとめて取り入れたい方

内側から整える毎日の習慣
睡眠と食事は、肌の土台
スキンケアだけでなく、毎日の睡眠と食事も、肌のコンディションを支えています。たんぱく質やビタミン類をバランスよく摂ることを意識してみてください。(関連記事:ビタミンCサプリの選び方)
入浴後・洗顔後は、乾かさない
お風呂上がりや洗顔後は、肌から水分が逃げやすいタイミング。「まずスキンケア、そのあとドライヤー」と順番を決めておくと、うっかり乾燥させにくくなります。

よくある質問
まとめ
この記事のポイントは、3つです。
① セラミドは、肌のうるおいを守る「すき間うめ」。ヒト型は、人の肌にあるものと同じ構造
② EOP・NP・AP・NG・AGは、セラミドの種類の名前。どれか1つが一番、ではなく、いろいろそろっていることがポイント
③ 選ぶときは「種類まで書いてあるか」「組み合わせ」「肌に合うか」の3つを見る
成分表の名前が読めるようになると、化粧品選びがぐっと楽しくなります。ご自身の肌と相談しながら、納得できる1本を見つけてくださいね。
※ 本記事は特定の効果効能を保証するものではありません。お肌に合わない場合は、使用を中止してください。