暑い日の冷たいビールは格別。
でも、「ビールは尿酸値を上げる」と聞いたことはありませんか?
「そもそも尿酸値って何?」「プリン体ゼロなら大丈夫?」と、なんとなく知っているようで、実はよく分からないという方も多いものです。
特に夏は、ビールを飲む機会が増えるだけでなく、汗によって水分を失いやすい季節。今回は尿酸値の基本から、夏に知っておきたいビール・水分補給・食生活のポイントまで、わかりやすく解説します。
まずはセルフチェック!
- 夏はビールを飲む機会が増える
- プリン体ゼロなら安心だと思っている
- お酒を飲んでいる間は水をあまり飲まない
- ビールと一緒に肉類や魚介類のおつまみをよく食べる
- 健康診断の尿酸値をあまり気にしたことがない
当てはまるものがあった方は、この機会に「尿酸値」について少し知っておきましょう。
そもそも尿酸値とは?

尿酸は、体内にある「プリン体」が分解されたときにできる物質です。
プリン体は食品から摂るだけでなく、私たちの体内にも存在しています。
つくられた尿酸は血液中を流れ、主に腎臓を通して尿から排出されます。この血液中にどのくらい尿酸があるかを表したものが「尿酸値」です。
尿酸値が高いと、どうなる?
尿酸は水に溶けにくいため、血液中に多い状態が続くと結晶化し、体内に蓄積することがあります。
よく知られているのが「痛風」です。
尿酸の結晶が関節にたまり炎症を起こすと、足の親指の付け根などに突然強い痛みが現れることがあります。
また、高い尿酸値が続くことは尿路結石や腎臓への影響とも関係します。
尿酸値が高くても、自覚症状がないことがあります。「痛くないから大丈夫」ではなく、健康診断などで自分の数値を確認することが大切です。
ビールで尿酸値は上がる?

理由は「プリン体」だけではありません
ビールにはプリン体が含まれています。
プリン体は体内で分解されると尿酸になるため、摂りすぎには注意が必要です。
ただし、ここで知っておきたいのが、アルコールそのものも尿酸値に関係するということ。
アルコールの摂取は、体内で尿酸がつくられる過程や、腎臓から尿酸が排出される過程に影響します。
つまり、「ビールのプリン体だけ避ければよい」というわけではないのです。
プリン体ゼロなら安心?
プリン体ゼロ・オフの商品を選ぶことは、飲み物から摂るプリン体を減らすという意味ではひとつの選択肢です。
しかし、アルコールが含まれていれば、アルコールそのものによる影響は残ります。 「プリン体ゼロだから量を気にしなくていい」ということではありません。
夏に気をつけたい理由

夏にもうひとつ気をつけたいのが水分不足です。
暑い季節は汗によって体内の水分が失われやすくなります。水分が不足すると尿量も減りやすくなりますが、尿酸の多くは腎臓を経由して尿から排出されます。
つまり夏は、「発汗による水分不足」と「飲酒」が重なりやすい季節。尿酸値が気になる方はもちろん、普段あまり意識していない方も知っておきたいポイントです。
ビールは通常の水分補給の代わりにはなりません。たくさん汗をかいた日は、まず水などで水分を補ってからお酒を楽しみましょう。
今日から意識したい3つのポイント

✔ ビールの種類より「飲む量」を意識する
プリン体の量だけを見るのではなく、アルコールの摂取量そのものを意識しましょう。 「プリン体ゼロだから」と飲む量が増えてしまわないことが大切です。
✔ 飲酒中も水分をとる
夏は飲酒前からすでに水分が不足していることもあります。 お酒とは別に水などを用意し、飲酒中も水分を補う習慣をつけましょう。
✔ ビールだけでなく「一緒に食べるもの」も見る
レバーなどの内臓類や一部の魚介類には、プリン体を多く含むものがあります。 ビールだけを気にするのではなく、おつまみを含めた食事全体で考えることが大切です。
また、果糖を多く含む甘い飲料の過剰摂取も尿酸値との関係が知られています。 ビールを控えた代わりに甘いジュースをたくさん飲むのではなく、水や無糖のお茶などを基本にするとよいでしょう。
毎日の健康習慣に「尿酸バランス」
尿酸値を考えるうえで基本となるのは、飲酒量や水分補給、食生活など毎日の習慣です。 そのうえで、健康管理をサポートする食品を日々の習慣に取り入れるという選択肢もあります。
尿酸バランス よくある質問
まとめ|夏の一杯は「水分補給」とセットで

ビールと尿酸値の関係で覚えておきたいのは、プリン体だけが問題ではないということ。 アルコールそのものも尿酸値に関係するため、「プリン体ゼロなら安心」とは限りません。
さらに夏は、汗によって水分を失いやすい季節です。 ビールを楽しむときも、まず水分を補うこと、飲酒量を意識すること、食事全体のバランスを見ることを心がけましょう。
健康診断の尿酸値もときどき確認しながら、夏を楽しむことと、将来の健康を守ること。その両方を大切にしていきたいですね。
※本記事は一般的な健康情報を提供するものであり、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康診断等で尿酸値の異常を指摘されている方、治療中・服薬中の方は、医師などの専門家へご相談ください。