
OEMの見積もりの見方|どこにコストがかかっている?
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- そもそもこの見積もりは高いのか安いのか判断できない…
- 「思わぬコスト」が後からかかるのが不安…
- 見積もりで気を付けるべきポイントが分からない
化粧品やサプリメントなどのOEM製造を検討する際、必ず目にするのが「見積書」。
でも、初めてOEMを依頼する方にとっては「どこにどれくらいコストがかかっているのか」がわかりにくいことも。
この記事では、OEM見積もりの内訳と、コストがかかるポイントをわかりやすく解説します。
OEM初心者の方も、これを読めば「見積もりの見方」がクリアになります!
1. 見積書の基本構成
OEMの見積書は大きく以下のような項目で構成されています:
・製品コスト(中身)
・容器・資材費
・パッケージ・印刷費
・充填・包装・検品などの加工費
・開発・設計費(処方開発、パッケージ設計など)
・MOQ(最小ロット数)による単価変動
・その他:送料・保管費・検査費 など
これらがすべて合算されて、1個あたりの単価や、総額が算出されます。
2. どこにコストがかかっている?主なポイント5つ
1. 中身(処方)開発費
既存の処方を使うか、ゼロから開発するかで費用が大きく変わります。
ゼロからの開発の場合、「試作費」や「安定性試験費用」などが別途発生します。
💡 コストを抑えるポイント:既存処方のカスタマイズ(香りや色のみ変更)を選ぶとコストを削減できます。
2. 容器・資材費
化粧品やサプリメントは、見た目も重要。そのため、容器や外箱にこだわると費用が上がります。
特に:
・特殊ボトルやガラス容器
・フルカラープリントや箔押しパッケージ
・オリジナル金型(特注容器)
などは単価が高くなる傾向があります。
3. 印刷・パッケージング
シールや箱の印刷費用、デザイン制作費、組み立て作業費なども見積もりに含まれます。
数量が少ないと、印刷の単価が上がるため、ここも注意が必要です。
4. 加工・充填費
中身を容器に充填し、パッケージを組み立てて、製品として完成させる工程です。
一見単純に見えますが、人の手が入る部分が多く、意外とコストがかかります。
5. MOQ(最小ロット)による単価差
OEMではMOQ(Minimum Order Quantity:最小注文数)が設定されており、数量が少ないと1個あたりの単価が高くなります。
逆に、ある程度の数をまとめて製造することで、1個あたりのコストは下がります。
3. 見積もりを見る際の注意点
・“単価”だけに惑わされないこと!
単価が安くても、別途「版代」や「検査費」が請求されるケースも。
・納品形態を確認する
完成品納品か、バルク(中身だけ)納品かによって大きく費用が変わります。
・初回費用と継続費用を分けて考える
初回は開発費がかかるが、2回目以降はその分が不要になることが多い。
まとめ:見積もりは「分解して」見る!
OEMの見積もりは、ただの数字の羅列ではありません。
コストの裏側には「なぜこの金額なのか」という理由があり、それを知ることで予算の見直しや仕様変更もスムーズに行えます。
わからない部分があれば、遠慮せずにOEMメーカーに質問を!
信頼できるパートナーほど、丁寧に説明してくれます。
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