
【法律&規制】知らないと危険!化粧品・サプリの表示ルールと景品表示法
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- どんな表示や広告表現が法律で禁止されているの?
- 広告やパッケージデザインの段階で法律チェックをどう進めれば良い?
- 万が一違反したらどんなペナルティがあるの?
「自社の化粧品やサプリの表示が法律違反にならないか心配」
「効能や効果を伝えたいが、どこまで表現していいのか分からない」
化粧品やサプリメントの販売において、商品に記載する「表示」や「広告」は非常に重要です。正しい情報を伝えなければ、消費者を誤解させるだけでなく、法律違反となり、罰則や信頼失墜のリスクもあります。
そこで本記事では、化粧品・サプリの表示に関わる法律の基本と、実際によくあるNG例をわかりやすくまとめました。これから商品を販売する方は必ず押さえておきたいポイントです。
1.化粧品・サプリの表示に関わる主な法律とは?
・薬機法(医薬品医療機器等法)
化粧品やサプリの効能効果の表示や広告に関する規制を定めています。医薬品と誤認される表現は禁止されており、許可された効能のみを表示する必要があります。
例えば「シワが消える」「がんが治る」など医学的根拠のない表現はNGです。
・景品表示法(景表法)
商品の内容や品質について、消費者に誤認を与える表示や過大な景品提供を禁止しています。
「日本一」「絶対に効果がある」など、根拠のない優良誤認表示や比較広告も違反となります。
2.薬機法で注意すべき表示ルール
・医薬品的な効能効果の表示は禁止
化粧品・サプリはあくまで「美容・健康補助」目的の商品。病気の治療や予防をうたうことはできません。
・有効成分や含有量は正確に記載
成分名や量の虚偽は表示違反となります。実際の配合量と異なる場合もNG。
・使用上の注意や副作用情報の記載
必要に応じて安全に使うための注意書きを明示しましょう。
3.景品表示法でよくあるNG例
・根拠なしの「最安値」「売上No.1」表示
事実確認できるデータがないと違反です。
・比較対象が不明確な「他社より効果が高い」表現
具体的な比較対象や調査方法を示さないと誤認を招きます。
・誇大な広告や煽り表現
「絶対に効く」「100%満足」など、保証しきれない表現は控えましょう。
4.違反するとどうなる?
・行政指導や命令の対象に
違反内容によっては販売停止や回収命令もありえます。
・罰則(罰金や懲役刑)もある
特に悪質な場合は刑事罰が科されるケースもあります。
・企業の信用失墜
消費者の信頼を失い、ブランドイメージが大きく損なわれます。
5.まとめ:安全・安心な表示のために
・表示ルールは厳格ですが、正しい知識を持って守れば信頼アップに繋がります。
・効能効果をうたう際は、専門家のアドバイスや根拠の確認を必ず行いましょう。
・広告やパッケージデザインの段階で法律のチェックをすることが重要です。
化粧品・サプリの表示は、消費者に安心を届けるための大切な約束。正しいルールを理解し、安全な商品づくりに役立ててください。