パラベンって危険なの?

パラベンって一体どんな成分?

 

美容に興味がある方なら誰もが耳にしたことがある「パラベン」。
悪い成分の代名詞にもなったり、長年槍玉に挙げられてきたこともあって「パラベン=危険」というイメージが定着していますね。

・・・でも、本当に危険なのでしょうか?
危険ということであれば、なぜ危険なのか。どのように人体に悪影響があるのか。パラベンを使用していなければ安全なのか?

●パラベンの原料って?
パラベンは、石油を精製して作られる合成保存料です。

●パラベンの役割って?
パラベンは防腐剤です。
化粧品は、水や油でできているので雑菌、カビが繁殖しやすい状態です。開封後、常温で保管するものが多く、雑菌などに汚染された状態で使うと、肌トラブルの原因になります。防腐剤は雑菌やカビの繁殖を抑え、腐敗を防ぐ大事な役割を担っています。

化粧品は、薬機法で「製造から3年以上品質が安定している化粧品は、使用期限を記載しなくてよい」と定められており、多くの化粧品が未開封で3年以上はもつように作られています。品質を保ったまま、長持ちさせる為防腐剤の使用は不可欠というわけですね。

●パラベンフリーだと安心?
パラベンが入ってなくても、ほとんどは別の防腐剤が入っています。
代表的なものは植物由来のフェノキシエタノール。
自然派化粧品メーカーを謳っているところはこの防腐剤を使用しているところが多いですが、
体への悪影響はパラベン以上だという研究結果も出ています。
腐敗しないよう防腐剤を使用しなければいけないけど、パラベンは嫌われ者なのでカムフラージュ・・・として使われているようにも見受けられます

●パラベンがなぜ嫌われるのか?
パラベンの副作用として、湿疹やアレルギー反応の可能性があると言われています。ただ化粧品での使用量は0.1~0.5%ほどの用量。全体の割合から言って私たちの体に入る量は微量である為パラベンを含む化粧品の危険性でいうと、ほぼ心配ないレベルと言われています。

パラベンを誤解しないでほしい

パラベンは石油由来とはいえ、人体に対する毒性が低く、微生物、特にカビや酵母に対して効果的であるために良く使用されています。むしろ、雑菌が繁殖した状態で化粧品を使用し、肌トラブルを引き起こすことのほうがよっぽど怖いんです。化粧品に限らず、食品などにも100年以上も使い続けられ、そして今も使われています。
パラベン=悪ではないということの何よりの証拠です。

ブログに戻る

新商品

1 8