ハリ不足や乾燥、キメの乱れが気になる肌のお手入れに取り入れられているレチノール。
一方で、
「レチノールは夏に使ってはいけない」
「紫外線が強い時期は使用を休んだ方がよい」
と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、レチノールは夏だから必ず使用を中止しなければならない成分ではありません。
ただし、肌の状態に注意しながら、夜に使用することや日中の紫外線対策を徹底することが大切です。
今回は、レチノールを夏に使用してもよい理由と、暑い季節に取り入れる際の注意点についてご紹介します。
あなたの肌は大丈夫?夏のスキンケアセルフチェック
夏の紫外線や冷房によるダメージを受けやすい状態になっていないか、まずはご自身のスキンケア習慣を振り返ってみましょう。
- 夏の暑さでスキンケアが化粧水だけで終わりがちになっている
- 日焼け止めを塗る量が少なく、塗り直しの習慣があまりない
- 日中、紫外線対策をせずに外出することがよくある
- 夏場でもレチノールを自己流のまま毎日使い続けている
- 冷房による乾燥や、紫外線による肌のゴワつきを感じる
そもそもレチノールとは?

レチノールは、ビタミンAの一種です。
肌をなめらかに整え、ハリのある印象へ導く成分として、エイジングケア※1を目的とした化粧品に広く配合されています。
年齢とともに乾燥やキメの乱れ、ハリ不足が気になり始めた方に人気の成分ですが、 使用し始めには、肌の乾燥や赤み、ヒリつきなどを感じる場合があります。
そのため、季節に関係なく、初めは少量かつ少ない頻度から使用し、肌の様子を見ながら取り入れることが重要です。
「レチノールは夏に使ってはいけない」といわれる理由

レチノールが夏に向かないといわれる背景には、主に次のような理由があります。
① レチノールは光や熱の影響を受けやすい
レチノールは、光や熱によって成分が不安定になりやすい性質があります。
そのため、レチノール配合化粧品は基本的に夜のお手入れに使用し、直射日光や高温多湿を避けて保管することが推奨されます。
② 使用中に肌が乾燥しやすくなる場合がある
レチノールを使い始めた肌は、一時的に乾燥や赤み、皮むけなどが起こることがあります。
肌が乾燥して刺激を感じやすい状態で強い紫外線を浴びると、肌への負担につながる可能性があります。
③ 夏は紫外線量が多く、肌が敏感になりやすい
夏は強い紫外線だけでなく、汗や皮脂、エアコンによる乾燥など、肌にとって負担となる要因が増える季節です。
日焼けや乾燥によって肌の状態が不安定なときにレチノールを使うと、刺激を感じやすくなることがあります。
こうした理由から「夏はレチノールを避けるべき」といわれることがありますが、 適切な使い方と紫外線対策を行えば、夏もスキンケアに取り入れることができます。
レチノールは紫外線に当たるとシミになる?

「レチノールを塗って紫外線に当たると、シミができる」という情報を見かけることがありますが、 レチノールを使用したこと自体が直接シミの原因になるという意味ではありません。
ただし、レチノールの使用によって乾燥や赤みなどが起きている肌は、外部からの刺激に敏感になっている場合があります。その状態で紫外線を浴び続けることは、肌のコンディションを悪化させる原因になります。
レチノールを使用する際は、季節を問わず、日焼け止めや帽子、日傘などで紫外線対策を行うことが大切です。
夏にレチノールを使用するときの5つのポイント

1.基本的には夜のスキンケアに使用する
レチノールは光の影響を受けやすいため、基本的には夜のお手入れに取り入れましょう。 洗顔後に化粧水で肌を整え、美容液を使用した後、乳液やクリームでうるおいを閉じ込めます。
2.初めは週1~2回程度から試す
初めてレチノールを使用する場合は、毎日使用するのではなく、週1~2回程度から始めるのがおすすめです。 肌に問題がなければ、商品の使用方法に従って徐々に頻度を調整しましょう。
3.一度にたくさん塗らない
早く変化を感じたいからといって、推奨量以上に塗ることは避けましょう。 使用量を増やしても、刺激や乾燥の原因になる可能性があります。
4.保湿ケアを丁寧に行う
夏は汗や皮脂で肌がうるおっているように感じますが、紫外線やエアコンの影響によって、角質層の水分が不足していることがあります。
レチノールを使用する際は、ヒアルロン酸、セラミド、パンテノールなどの保湿成分を取り入れ、乾燥を防ぎましょう。
5.日中は日焼け止めを使用する
翌朝は日焼け止めを使用し、紫外線から肌を守りましょう。 汗をかいた場合や長時間屋外で過ごす場合は、日焼け止めを適切に塗り直すことも大切です。
こんなときはレチノールの使用を控えましょう
夏でもレチノールを使用できますが、肌の状態が不安定なときは、無理に使用を続けないことが大切です。
●日焼け直後で、肌に赤みやほてりがあるとき
●肌が乾燥し、皮むけやヒリつきがあるとき
●湿疹やかゆみなどの異常があるとき
●強い刺激を感じる美容施術を受けた直後
●肌荒れが続いているとき
肌に異常がある場合は使用を中止し、肌の状態が落ち着いてから再開しましょう。 症状が続く場合は、皮膚科専門医などに相談してください。
夏に組み合わせたい保湿成分

夏のレチノールケアでは、レチノールだけに注目するのではなく、肌にうるおいを与える成分を一緒に取り入れることがポイントです。
🌟セラミド
セラミドは、角質層の細胞間を満たしている成分の一つです。 肌にうるおいを与えて保ち、乾燥を防ぐためのスキンケアに使用されています。
🌟ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、肌にうるおいを与え、みずみずしく保つ保湿成分です。 エアコンによる乾燥が気になる夏のスキンケアにも適しています。
🌟パンテノール
パンテノールは、肌にうるおいを与え、すこやかに整える成分です。 乾燥によって肌が不安定になりやすいときの保湿ケアに取り入れられています。
🌟ナイアシンアミド
ナイアシンアミドは、ビタミンB群の一種です。 肌を整え、うるおいとハリのある印象を目指す化粧品に幅広く配合されています。
夏の夜のお手入れにおすすめのレチノール美容液

さらにセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分も贅沢に配合し、乾燥しやすい肌にうるおいを与えてキメの整ったすこやかな肌へと導きます。
レチノール美容液のよくある質問(FAQ)
セラミドNPやAP、EOPをはじめ、ヒアルロン酸Naやパンテノールなど、肌のバリア機能を支えるうるおい成分がしっかりと配合されているため、乾燥しがちな夏の肌にも優しく寄り添います。はじめは夜のお手入れに、少量から様子を見ながら取り入れてみてください。
出し入れの際の激しい温度変化によって容器内に結露が生じ、かえって品質劣化や雑菌の繁殖を招く原因になるためです。直射日光や高温多湿を避け、室温の変化が少ない一般的な「冷暗所(お部屋の中の日の当たらない涼しい場所)」で保管してください。
まとめ|正しく使えば夏もレチノールケアはできる

レチノールは、夏だから必ず使用してはいけない成分ではありません。
ただし、夜に使用すること、初めは少量から取り入れること、保湿と日中の紫外線対策を徹底することが重要です。
日焼け直後や肌荒れが起きているときは使用を控え、肌のコンディションに合わせて無理なく取り入れましょう。
レチノールとバクチオールに加え、セラミドやヒアルロン酸、パンテノールなどの保湿成分を配合した美容液なら、 ハリケアと保湿ケアを同時に取り入れられます。
紫外線対策と夜の丁寧なお手入れを続け、夏もなめらかでハリのある肌を目指しましょう。