近年、排気ガスやPM2.5の大気汚染が肌の健康に影響を与えていると社会問題になっています。 大気中の有害物質として、排気ガスやPM2.5黄砂などが多く言われますが、それに加えて今の時期は花粉の最盛期でもあり、さらに大気汚染は深刻です。 特に黄砂やPM2.5の粒子の大きさは細かく、肺の奥深くにまで入りやすい為、呼吸器系や循環器系の影響も懸念されます。 このような有害物質が皮膚に付着することで「活性酸素」が大量に発生します。 活性酸素は体の中の細胞を覆っている、不飽和脂肪酸という脂質の膜と結びつき、酸化することでお肌の老化の原因となる「過酸化脂質」へと変化していきます。 過酸化脂質が増えるとシミやしわの原因になる他、血管で血栓を作り、動脈硬化を引き起こしたり、細胞を傷つけてしまうことからガンの要因にもなると言われています。 さらに食生活の乱れやストレス、生活習慣によってはより肌トラブルが起きやすくなると言えるでしょう。 大気汚染による肌トラブル対策として、お肌を清潔に保ち、バリア機能を高めるスキンケアが大切です。 保湿を充分に、水分と油分のバランスが整った状態をキープすることを意識しましょう。 ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質を摂取することも活性酸素を抑えるのに有効です。 肌トラブルや体調が思わしくないと感じたら生活習慣を見直してみましょう。