いくらメイクやファッションに気を使っていても、「目の下のクマ」があることでどうしても老け顔や疲れた表情になってしまいます。 「目の下のクマ」=「寝不足」や「疲れ」と思われがちですが、実は「寝不足」や「疲れ」が原因でクマができることは全体のごく僅かなのです。 目の下のクマは、大きくわけると「黒クマ」、「青クマ」、「茶クマ」の3種類があり、それぞれ原因が異なり、対処法も異なります。 原因を知り、きちんと対処することで、クマは改善することができます。 【黒クマ】肌の老化によるたるみが原因でおこります。下まぶたの皮膚が弱まってくると、目の周りの脂肪を支えられなくなって、前に出てきます。そこに影ができて、黒っぽいクマに見えます。 <対処法> 〇表情筋を鍛える 〇浮腫み予防の為体を冷やさない ※入浴は湯舟に浸かるなど 〇スキンケア等で肌にハリを与える 【青クマ】皮膚から静脈が透けて見えることが原因です。目の下の皮膚は非常に薄いので、その部分だけ青みが目立ってしまうのです。 <対処法> 〇血行不良を改善する ※目元だけでなく全身の血行を良くするように心がけるとより効果的 〇睡眠を十分にとる 〇目元に蒸しタオルと冷たいタオルを交互に当てる 〇スマホやパソコンを長時間使用しない 【茶クマ】色素沈着やシミでできる茶色いクマです。 アトピー性皮膚炎や目を擦るクセがある方にも多く見られます。 皮膚になるべく刺激を与えないようにすることで予防につながります。 また、アイメイクを落としきれていない場合も色素沈着の原因になります。 <対処法> 〇洗顔は優しくマッサージするように洗う 〇アイメイクはポイントリムーバーでしっかり落とす 〇アイパックでしっかり保湿 〇日焼け止めやサングラスなど日焼け対策 それでもなかなか改善しないという方、今はコンシーラーやハイライトなど優秀なアイテムが豊富で、クマを上手に隠すこともできますし、シミの種類によってはシミ取りレーザーなどで取り除くことが可能です。 そして、多くの場合は「クマ=病気」ということはありませんが、「短期間で急激にクマが目立つようになった」、「クマ以外にも気になる症状がある」という場合は、医療機関で原因を調べてもらいましょう。