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いよいよ夏本番!
といっても、最近の異常気象のおかげで夏が始まる前から気温は上昇... すでに夏バテ気味という方もいるのでは。
そして、夏になるとなぜか食べたくなるのが辛い料理。
いますよね、「暑い、暑い」と言いながら、辛い料理を食べて余計に汗をかいてる人。
見ているこちらも暑くなりそうなあの不思議な光景... 実はこれ、とても理にかなった行動なのだそうです。 でもなんで暑いにも関わらず、無性に辛いモノを食べたくなっちゃうのでしょうか?
体が自然と求めていた!「涼」
人間の体には常に体温を一定にするメカニズムが備わっています。
暑い時に汗をかくことで体の表面温度が下り、結果的には涼しさを得ることができるのです。
それは辛いモノを食べたときも同じメカニズムで、タイやインドのような暑い国に、辛い料理が多 いことも納得できます。
辛いものを食べるとこんないいことが!
■脳内麻薬を分泌
人間の味覚には「辛い」は存在していません。
なので辛いモノを食べると、刺激を脳が「痛み」と 認識するので、それを緩和しようと「β-エンドルフィン」というホルモンを分泌します。
マラソンをして いるときの「ランナーズハイ」などがこのホルモンが原因で起こります。
つまり、辛いモノを食べる と「幸福感」を得られるのです。 辛いモノが癖になってしまう理由はこれなのです。
■食欲増進
辛いものを食べると、腸内の粘膜を刺激し、胃腸へ送られる血液の量が増加し、消化液の分泌 が促進されます。
それと同時に唾液の分泌も促されるのでいつもより食欲が増すという結果に! また、腸内の動きも活発になるので、栄養分の吸収力も高まります。
■辛いものを食べ美肌になれる?!
辛さの主要成分であるカプサイシンは、 体内で血行を促進し、発汗や代謝を増加 させます。
代 謝が上がれば細胞の生まれ変わりも促進されるので、身体の内側から美肌が作られやすい環 境になるという原理。
キムチが食文化の韓国人が肌がキレイなのはきっとこの理由ですね。
たくさん、辛い食べ物のいい話をしましたが、体に良いからと言って大量に摂取すると逆に胃の 粘膜を刺激し、損傷してしまったり、舌の表面の細胞を破壊し味覚障害につながったりする恐れ もあります。
何事も摂り過ぎは良くないので、体調を確認しつつ美味しくいただきましょう。
■余談ですが
辛い物をたべると幸せを感じる...という話をしましたが、「辛」と「幸」の漢字ってすごく似てると思いませんか?
もしかしたら何か深い関係があるんでは!と思ったのでした。
気になった方は調べて教えてください。(笑)
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