【裏側公開】OEM製造現場で実際に起きる“トラブルと回避策”

【裏側公開】OEM製造現場で実際に起きる“トラブルと回避策”

 この記事を読むと、以下のような疑問や不安がクリアになります:
  • OEMって本当にちゃんと納期通りに作ってもらえるの?
  • もしトラブルが起きたら、全部やり直しになるの?
  • 万が一の時、どのように解決すればいいの?

「予期せぬトラブルがあった時にどうすればいいのかわからない…。」
「化粧品OEMで、どういうトラブルが起こりえるのかわからない。」

OEM製造は多くの工程が関わるため、時に予期せぬトラブルが発生することがあります。
それらは決して“めずらしい”ことではなく、むしろ現場では日常的にリスク管理が行われているのが実情です。

今回は、OEM業界で実際に起きがちなトラブルのパターンと、その回避策についてご紹介します。
「初めてのOEM」で不安を感じる方にこそ、知っておいていただきたい“現場のリアル”です。


1. ケース①:容器の納期が間に合わない

●どういうことが起きるのか

容器メーカーからの納品が、天候や通関トラブル、物流の混乱などによって大幅に遅れることがあります。
特に海外製容器を使用する場合、納期の遅延は比較的よくあるリスクのひとつです。

●主な対応策

・あらかじめ納期に余裕を持って発注
予備在庫の確保や、国内製容器への切り替え案を検討
・最悪の場合、初回ロットのみ代替容器を使用し、2回目以降で元の仕様に戻すなどの柔軟対応

ポイント: スケジュールに“ゆとり”を持たせることと、代替案を事前に持っておくことが、リスク回避のカギです。


2. ケース②:主要原料が手に入らない

●どういうことが起きるのか

原料メーカーや商社の都合により、予定していた成分が急に欠品になったり、次回入荷の目処が立たなくなることがあります。
これは自然災害や海外の情勢による影響、製造ロットの終了など、さまざまな理由で起こり得ます。

●主な対応策

・同等の機能を持つ代替原料を検討・比較
表示名称や薬機法の確認を行い、問題がないことをチェック
迅速な試作・調整で、スケジュール遅延を最小限に抑える

ポイント: 原料のサプライチェーンは常に変動します。柔軟に対応できるOEMメーカーかどうかが、選定のポイントになります。


3. ケース③:製造ラインでの異物混入

●どういうことが起きるのか

撹拌や充填の工程で、機材や原料由来の異物が混入するリスクがあります。
万全のチェック体制があっても、100%の防止は難しく、出荷前の検査工程で発見されるケースも。

●主な対応策

製造前後の機材洗浄の強化
原料の前処理(ろ過や検査)の徹底
トラブル発生時の原因追跡と再発防止策の明文化・実行

ポイント: 信頼できるメーカーは、万が一のトラブルでも隠さず報告・説明し、迅速に対応・改善を行います。


まとめ:OEM成功のカギは「柔軟性と透明性」

OEM製造は、思い描いた通りにスムーズに進むこともあれば、予期せぬ事態に直面することもあります。
そのとき重要なのは、「起きた時にどう対処するか」「その情報をどう共有するか」です。

トラブルをゼロにすることはできなくても、誠実に対応し、信頼関係を築けるかどうかがOEM成功の分岐点になります。

製品づくりにおいて不安なことがあれば、どんな些細なことでも、ぜひお気軽にご相談ください。
しっかりとしたリスク管理体制と、柔軟な対応力で、OEM初心者の方でも安心してご依頼いただける体制を整えています。

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