化粧品を作りたい!― はじめてのOEMガイド

化粧品を作りたい!― はじめてのOEMガイド

この記事を読むと、以下のような疑問や不安がクリアになります:
  • OEMって何?メーカーとどう違うの?
  • 特別な資格や設備がなくても大丈夫?
  • スキンケアとメイク、どっちが始めやすいの?


「化粧品づくりって未知で不安…」
「いつかは、自分のブランドで化粧品を作ってみたい!」

そう思ったことはありませんか?

美容への関心が高まる中で、スキンケアやメイクアップ商品を自分のこだわりでプロデュースしたいと考える人が増えています。とはいえ、いざ化粧品を作るとなると「どこから始めればいいの?」と迷ってしまう方も多いでしょう。

そこで今回は、化粧品OEM(受託製造)という選択肢について、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。


そもそも、OEMって何?

OEMとは「Original Equipment Manufacturer」の略で、自社ブランドの商品を他社に製造してもらう仕組みのことをいいます。

つまり、あなたのアイデアやコンセプトをもとに、専門の工場が製品を作ってくれるのです。

例えば:

・「敏感肌向けの低刺激なクレンジングが作りたい」
・「香りにこだわったボディクリームを作りたい」
・「韓国コスメ風のグロスを出したい」

といったイメージを、OEM会社と相談しながら形にしていきます。


化粧品づくりの基本ステップ

1, 企画・コンセプト決め
どんなターゲット層に向けた、どんな化粧品を作るかを明確にします。使用感・香り・パッケージのイメージなどを具体的にしておくと、後の打ち合わせがスムーズになります。

2, OEMメーカーの選定
自分の希望を叶えてくれるメーカーを探します。スキンケアが得意な会社、ナチュラル成分に強い会社など、特徴はさまざま。初回ロットの数や対応エリアも確認ポイントです。

3, 試作・改良
実際に試作品(サンプル)を作ってもらい、テクスチャーや香りを確認しながら何度か調整していきます。

4, 製造・パッケージ決定
納得のいく内容になったら、本製造へ。容器やラベルデザインなどの外装も同時に進めます。

5, 納品・販売
商品が完成したら、いよいよ納品&販売スタート!自社ECサイトやSNSでのプロモーションも重要です。


OEMのメリットと注意点

メリット

専門知識がなくても始められる
設備投資が不要
小ロットから始められる会社も増えている

注意点

信頼できるメーカー選びが重要
サンプル段階で妥協しないこと
薬機法などのルールもしっかり確認する


スキンケア vs メイクOEMの違い ― どちらでブランドを立ち上げる?

「化粧品を作りたい!」と思ったとき、まず考えるべきは「スキンケアにするか?メイクアップにするか?」ということです。

どちらも魅力的な市場ですが、OEM(受託製造)をする際には開発工程や初期コスト、販売戦略に違いがあります。
今回は、スキンケアとメイクアップ、どちらを選ぶべきか迷っている方に向けて、OEMの観点からその違いをわかりやすく解説します。


1. 商品開発の難易度と期間について

スキンケア:成分の調整が繊細。試作回数が多め。

・肌質に関わるため、安全性・安定性が重要。
・保湿力、ベタつき、香りなど、微調整にこだわるブランドが多い。
・特に敏感肌・医薬部外品(薬用化粧品)を狙う場合は時間がかかる。
・製品化まで3〜6ヶ月が目安

メイクアップ:色・質感にこだわる。トレンド重視。

・アイシャドウやリップは色味や発色の調整がメイン。
・季節や流行に合わせたスピード感が求められる。
・比較的短期間で製品化できるものもあり、2〜4ヶ月で完成するケースも。


2. 初期費用とロット数は?

スキンケア:少ロット対応が増えており、はじめやすい

・化粧水や美容液なら500本〜1000本程度から作れるメーカーも。
・成分にこだわるほどコストは上がるが、基本的にスタートしやすい。

メイクアップ:色数と型代が費用に影響

・1色ごとに金型や充填設定が必要な場合がある。
・複数色展開(例:リップ全3色など)だと、その分ロットやコストが増加
・小ロット対応は難しいケースもあり、ある程度の予算が必要


3. ブランド構築・売り方の違いとは?

スキンケア:信頼・効果・継続がカギ

・リピート性が高く、定期購入などのサブスク戦略が効果的。
・成分や開発ストーリーで「ブランドらしさ」を伝えやすい。
・インフルエンサーの「使ってよかった」体験談が売上に直結。

メイクアップ:ビジュアル・映え重視

・SNS映えするパッケージやカラーバリエーションが武器。
・単発購入でも満足度が高いため、拡散力のあるプロモーションが重要。
・トレンドの移り変わりが速く、スピード感が求められる。


4. どっちが向いてる?簡単チェック

あなたの理想に近いのは? スキンケア メイクアップ
肌に優しい処方を届けたい
見た目の可愛さやトレンド感を重視したい
リピートにつながる商材がいい
少ない資金で始めたい △(1色展開なら可能)
商品を早くリリースしたい ◎(商品次第)

まとめ:最初の1品は「こだわり」が伝わる方を選ぼう

スキンケアもメイクアップも、化粧品OEMを活用すれば自分らしい商品を形にすることができます

大切なのは、「なぜその商品を作りたいのか?」「誰に届けたいのか?」というブランドの想いです。

もしあなたの中に「肌に悩む人を助けたい」という気持ちがあるならスキンケアから。
「毎日のメイクをもっと楽しくしたい」と思っているならメイクアップから。

まずは、自分のこだわりや理想がもっとも伝わる1アイテムをOEMで形にしてみてください。

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