OEMとODMの違いと選び方【最適なケースを解説】

OEMとODMの違いと選び方【最適なケースを解説】

 この記事を読むと、以下のような疑問や不安がクリアになります:
  • 自分のブランドはOEMとODMではどっちが合ってる?
  • 具体的にはOEMとODMと何が違う?
  • OEM、ODMそれぞれ成功しやすいケースとは?

「OEMとODMの違いがわからない。」
「ODMだと差別化できるか不安…。」

化粧品やサプリメントのブランドを立ち上げたい方にとって、「OEM」と「ODM」の違いはよくある疑問です。
どちらも製造を委託する方法ですが、関わる範囲や目的が大きく異なります。
本記事では、違い、差別化のポイント、最適なケースまでわかりやすく解説します。


1. OEMとは?

OEM(Original Equipment Manufacturer) は、日本語で「相手先ブランド製造」と呼ばれます。
ブランド側が商品の設計や配合を決め、製造だけを委託する形態です。

特徴▼

配合や原料はブランド側が決定
・製造工場は指示に従って生産
自社ブランド名で販売可能
・小ロットからの生産に対応できる場合もある

こんな方におすすめ

・ブランド独自の配合で差別化したい
・特定の原料や効果にこだわりたい
・製造だけ任せて、企画やマーケティングは自分で行いたい


2. ODMとは?

ODM(Original Design Manufacturer) は、日本語で「相手先ブランド設計製造」と呼ばれます。
OEMとの違いは、商品の設計や配合も製造会社に任せられる点です。

特徴▼

配合や設計を製造会社が提案
・ブランドはパッケージやネーミングに集中
開発期間が短縮できる
・オリジナル商品を簡単に作れる

こんな方におすすめ

商品開発の経験が少ない
早く自社ブランド商品を市場に出したい
・独自成分や配合にこだわらない


3. ODMだと差別化は難しい?

ODMは完成品をそのまま自社ブランドで販売できるメリットがありますが、商品そのものの差別化は限定的です。

・配合や成分は工場が決めることが多く、他社と同じ商品になる可能性がある
差別化の主な方法は、パッケージデザインやネーミング、マーケティング戦略
・一部ODMメーカーでは既存商品の配合をカスタマイズできる場合もあり、ある程度の独自性は出せる

ポイント:ODMは手軽さや開発期間の短さが魅力ですが、商品そのものの独自性を重視する場合は工夫が必要です。


4. OEMとODMの違いを比較


5. ODM・OEMそれぞれに最適なケース

ODMが最適なケース▼

初めてのブランドで商品開発の経験が少ない
・市場投入までの時間を短縮したい
パッケージやネーミングで差別化できれば良い

具体例
既存の健康サプリを自社ブランドで販売したい
・市場で人気の成分を使った完成品を短期間で販売したい

OEMが最適なケース▼

・ブランド独自の成分や配合にこだわりたい
・競合との差別化を明確にしたい
・自社の研究やノウハウを活かして商品開発したい

具体例
自社独自の美容成分を配合したスキンケアを開発したい
・特定の効果を科学的に証明した商品で差別化したい


まとめ

サプリメントのブランド立ち上げでは、OEMとODMはそれぞれメリット・デメリットがあります。

OEM独自性重視、差別化しやすいが開発期間は長め
ODM:開発が簡単、短期間で商品化可能だが商品自体の差別化は限定的

💡 ポイント
・「独自成分・配合にこだわる」 → OEM
・「短期間で手軽に商品化したい」 → ODM

初めてのブランドでも、目的やリソースに応じて使い分けることで、効率よくオリジナル商品を市場に出すことができます。

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