
化粧品OEMは売れない!? よくある失敗要因と売れるためのポイント
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「オリジナルの化粧品を作りたい!」
「自分のブランドで商品を販売してみたい!」
そんな想いから、化粧品OEMを検討する方が増えています。
ですが、実は「せっかく作ったのに、全然売れない」という失敗も少なくありません。
今回は、よくある失敗要因と、売れるために必要なポイントをわかりやすく解説します。
■ よくある「売れない」失敗パターン
1. コンセプトが曖昧
どんな肌悩みにアプローチするのか、どんな人に届けたいのか。
これがはっきりしていないと、似たような商品に埋もれてしまいます。
「なんとなく作ってみた」では、お客様の心は動きません。
2. パッケージやデザインが安っぽい
中身がどれだけ良くても、手に取ってもらえなければ意味がありません。
ネット販売なら特に「見た目」が9割。
ターゲットに合わせた世界観づくりが重要です。
3. 売る仕組みが整っていない
商品は完成。でも、販売ルートは?プロモーションは?SNSや広告は?
作ることに全力を注ぎすぎて、「売る準備」が後回しになるケースが多いです。
4. 差別化ポイントが不明確
他社と比べて「これが違う!」と言えるポイントがないと、価格競争に巻き込まれます。
「オーガニック」「低刺激」などは今や当たり前。
一歩踏み込んだ独自の価値提案が必要です。
■ 売れる為のポイント
1. 市場とターゲットの徹底分析
・誰に向けた商品か?
・その人はどんな悩みを持っているか?
・なぜその悩みを抱えているのか?
ここを掘り下げると、商品開発の方向性が明確になります。
2. 「ストーリー」と「体験」を伝える
今の消費者は“共感”で商品を選びます。
開発者の想いや成分の背景、リアルな使用感などをストーリーで届けましょう。
体験モニターの声やビフォーアフター画像も効果的です。
3. デザインとブランディングに投資する
ターゲットに刺さるビジュアル設計は、商品の価値を何倍にも引き上げます。
パッケージ・ロゴ・LPやSNSなど、すべてが一貫した世界観で設計されていることが重要です。
4. ターゲットに合った販売チャネルを選ぶ
売れるかどうかは「どこで売るか」によっても大きく左右されます。
ターゲット層のライフスタイルや購買行動に合った販売チャネルを選ぶことが、売上アップのカギです。
▼ 主要チャネル別の特徴とおすすめターゲット
✅ ECサイト(自社オンラインショップ)
・特徴: ブランドの世界観を伝えやすく、リピーター育成にも最適
・おすすめ: 20代後半〜40代、ブランド志向の高い層
💡ポイント: スマホファースト設計、LINE公式やメルマガとの連携が◎
✅ 楽天市場・Amazon
・楽天: キャンペーンやポイント文化が強く、40代以上の女性に強い
・Amazon: 検索購入型が主流で、男女問わず「すぐに欲しい」層に響く
💡ポイント: 購入前にレビューを重視する層が多いため、クチコミ対策が必須
✅ SNS(Instagram / TikTok)
・Instagram: 美容感度の高い20代〜30代女性に強い。ビジュアル訴求が得意
・TikTok: Z世代中心。テンポ良く“バズる”設計が必要
💡ポイント: インフルエンサーやユーザー投稿の活用が鍵。信頼+共感が売上を生む
✅ 実店舗(セレクトショップ・ドラッグストア・バラエティショップ)
・特徴: 手に取って試したい、信頼して買いたいという層に有効
・おすすめ: 30代〜50代、リアル店舗派・初回購入のハードルが高い商材
💡ポイント: 陳列位置・POPなど現場マーケティングとの連動が大切
✅ 美容クリニック・エステ・サロン販売
・特徴: 専門家の推薦で信頼感がアップ。高価格帯商品との相性が良い
・おすすめ: 美容意識の高い層、リピート前提の継続商品
💡ポイント: プロフェッショナル向けの資料や導入サポートが売上に直結
それぞれのチャネルには強みと向き不向きがあります。
商品特性だけでなく、「どんな人が、どんなシーンで買うか?」まで逆算し、チャネル戦略を立てていくことで、広告費をかけずに売れる仕組みづくりが可能になります。
5. 小ロットからテスト販売し、改善
最初から大量に作らず、少量でスタートし、顧客の反応を見ながら改善していく方法が効果的。
「売れる感覚」を掴みながらアップデートしていける体制があると安心です。
■ OEMパートナー選びも成功のカギ
どんなOEM会社と組むかで、成功率は大きく変わります。
以下のようなサポートがある会社を選ぶと安心です。
・市場調査やコンセプト設計のサポートがある
・パッケージやLP制作もワンストップで依頼できる
・小ロットから相談できる柔軟さがある
・実績や事例を公開している
■ 最後に|OEM選びで失敗しないために
ここまで「売れない」OEMの落とし穴と、成功のポイントについて解説してきました。
OEMは選び方ひとつで、商品の未来が大きく変わります。
化粧品OEMは「作ること」よりも「売ること」の設計がカギです。
どんなに高品質でも、売れなければビジネスとしては失敗です。
逆に言えば、コンセプト×ターゲット×ストーリー×デザインの掛け算で、
小さなブランドでも大ヒット商品を生み出すことは可能です。
当社では、以下のような強みを活かして、初めての方でも安心して商品づくりに取り組めるサポート体制を整えています。
・自社工場による一貫製造で高品質&スムーズな納品
・小ロット対応で、低リスクの立ち上げが可能
・デザインや販売支援も一括対応できるトータルプロデュース力
・豊富な実績とノウハウで市場に合った製品づくりをサポート
・柔軟な対応力で、納期やコスト面も相談OK
「作って終わり」ではなく、「売れるまで」を見据えたOEMサービスをご提供しています。ブランドづくりで迷ったときは、ぜひ一度ご相談ください。